2025.3.17

訪日客向け「パチンコツアー」を密着取材―満足度は果たして何点?―

「パチンコを教えることが目的ではない。短時間のツアーで最大限の満足度を提供することが目的である」。これは訪日客向けにパチンコ体験ツアーを提供する「グローバルパチンコ」の長北氏が、一貫して大切にしている考え方だ。 

<ツアーの流れとパチンコ初体験の様子>
2025年3月、アメリカから訪日したケニー氏が初めてのパチンコ体験ツアーに参加した。体験時間は約90分。開催店舗の最寄駅で合流し、会話を交えながらホールへと向かう。道中ではパチンコの基本的な仕組みや遊び方、どのくらいの費用がかかるのかをわかりやすく説明。日本独自の遊技であるパチンコは海外の方にとっては未知の体験だ。 

スムーズなアテンドのおかげで着座と同時に遊技を開始

ホールに到着すると、長北氏はケニー氏の希望や興味を丁寧に聞き取り、最適な機種として1円パチンココーナーの「PモンキーターンV」の甘デジを提案。最初は緊張気味だったケニー氏も、連続演出が続くと次第に液晶画面に釘付けとなり、夢中で遊技を楽しんでいる様子が伝わってきた。

もちろん、長北氏のアテンドは決して一方通行ではない。時間が許す限り、ケニー氏の希望に応じて機種を変更。次に選んだのは「スマートぱちんこ ソードアート・オンライン」。流ちょうな英会話だけでなく、機種ごとの液晶演出を通じてスムーズに遊技説明をする姿が印象的だった。 

<ツアーの満足度は10点中○点―高評価の理由>
あっという間の90分間が過ぎたところで、まだ興奮冷めやらぬケニー氏にさっそく体験ツアーの感想を聞くと「10点満点で8.5点」の高評価。この数字はパチンコそのものの楽しさだけでなく、長北氏の細やかなアテンドが大きく貢献していることを物語っている。

特に印象的だったのは、長北氏の「準備」の徹底ぶりだ。最初のヒアリングから機種選定、パチンコの遊技説明まで、全てがスムーズに進むよう事前に考え尽くされている。結果として、訪日客は何の不安もなく90分間フルでパチンコを楽しむことができるのだ。 

初のパチンコツアーに満面の笑みを浮かべるケニー氏

「パチンコツアーを指定してきた訪日客だけあって、思ったよりもスムーズに楽しんでいましたね。パチンコの演出が持つ“わかりやすさ”が国境を超えるというのは、改めてすごいことだと思いました。」 長北氏のこの言葉通り、パチンコは言葉の壁を超えて楽しめる遊びであることが証明された。 

<パチンコホールもインバウンド対応を始めるべき>
このように聞くと、「長北氏だからできること」と思うかもしれない。しかし、実は既存のパチンコホールでも十分に対応できることは多い。 「言葉の壁が高いと感じるかもしれないが最初に覚えるべきフレーズ5~10個程度。遊技台の複雑なゲームフローを覚えるよりも、よほど簡単なのではないでしょうか」と長北氏は笑顔で話す。訪日客に向けたインバウンド施策は特別なものではなく、「まずは自店からパチンコ・パチスロという日本独自のカルチャーを発信すること」から始めることができる。 

<インバウンド対応に悩んだら「グローバルパチンコ」へ>
「自店でも訪日客を受け入れたいが、どうすればいいのかわからない」というホール関係者も多いだろう。そんなときは、「グローバルパチンコ」に相談してみてはいかがだろうか。  実際にパチンコツアーを運営し、300名以上の訪日客をアテンドしてきた経験と実績から具体的なアドバイスが得られるはずだ。 

パチンコは日本独自のエンターテイメント。これを強みにインバウンド市場へ積極的にアプローチしていくことが、これからのパチンコ業界に求められる動きなのではないだろうか。

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