2026.3.6

【PKMSコラム】7,500発搭載機が巻き起こす戦国時代

ラッキートリガー(LT)搭載機が登場し、パチンコ市場における遊技機の遊技性は大きく変化しました。思えば、規則改正があった際には「出玉性能が落とされる」と悲嘆に暮れていた頃が懐かしく思えるようになりました。

さて、ゲーム性や出玉性能を大きく変えたLTですが、各社が工夫を凝らして作っているのはご存じだと思いますが、その中に7,500発搭載機というカテゴリがあります。

思えば、「P大開王」や「P真・花の慶次3 -黄金一閃-」、直近では「eフィーバー炎炎ノ消防隊2 紅丸ver.」や「e ULTRAMAN4500超ライト」、「P少女☆歌劇 レヴュースタァライト ラッキートリガー4500」などは4,500個という塊を持っていました(もちろん、他にも色々とあります)。

また、東京喰種などは、右打ちがALL3,000個以上で一部が6,000個など、1500個×81%ループが極上だった頃を上回る出玉性能を持った機械があるのもLT機の魅力であると言えます。その東京喰種の新機種にも初当りがALL7500個という噂も出ています(真偽は不明)。

話を戻しますが、7500発搭載機というカテゴリは直近の機種では…。

「e牙狼12黄金騎士極限」や「e地獄少女7500Ver.」といった機種がクローズアップされています。特に「牙狼」は、「コンプリートした」というポストがXでも非常に数多く見受けられますし、「地獄少女」は出玉面の魅力も去ることながら、「LTに入れてみたかった」というファンが目標達成したポストなども見られます。

また、店側の「コンプリートした」も、他機種と比べると多いですね(店長さんは粗利管理が大変だと思いますが…)。

そんな7,500発搭載機のトレンドを調査していたところ、ディ・ライトが「eカケグルイ 一撃ロマン型7500Ver.」をリリースすると聞いたので、スペックを手に入れてシミュレーションをしてみました(当然、試打もしています)。

まず、全てとは言いませんが、演出面に関して言えば、「牙狼」も「地獄少女」も「演出が面白いから打つ」という意見よりも「○万発出た」という意見の方が圧倒的に多いです。つまり、鉄火場ですね! 従いまして、演出が面白い云々という話はココでは無しとします。

まずは、各機種の性能を書き出してみます。

(※ココでの数値は、メーカー営業資料とは違う数値もあります。それは、自社シミュレーションを行った結果ですので、あくまでも参考としてご覧頂ければと思います)

このように見てみると、ファンから見える要素として、TSは「カケグルイ」が甘いように見えます。

LT突入率などは、店によって表示/非表示があるので一概に言い切れませんが、「牙狼」が一番良いように見えます。

LTTSは「地獄少女」の低さが気になりますが、この機種のみデカヘソ機なので、仮に数値をファンが知っていても納得できる事が今の状況に繋がっていると思えます。

LTTYに関しては「地獄少女」が若干低めですが、ここは大きな差は無いと言えます。

そして、もう一つ忘れてはいけない事があります。

それは、「牙狼」のような一部の振り分けで3,000個を超える出玉を獲得するタイプは作り辛くなるという点です。

内規が変更された事で上記のようにスペックを設計する必要があり、もしも「牙狼」のような右の性能を維持した機械を作った場合、継続率は約76%から約41%まで下げる必要が出てきます。

さすがに、今の7,500個タイプを好んで遊技しているファンからすれば、継続率が大幅に下がった機械に見向きをする事は考えづらいので、出玉を落としたタイプにシフトする事が考えられます。

そうなった場合、現在の市場に出ている7,500個搭載機の需要が高まり、規則改正された後のCR機みたいな現象が起こる可能性が高くなると予想されます。

また、そういった機械は長く使われた過去があり、これらの機械は需要を大きく満たす事が考えられます。

そうなった場合、検定機であれば中古価格は高騰し、メーカー側も部品の在庫があれば再販する可能性もありますが、そればかりに捉われているといった状況は考えにくいと思います。

もちろん、今のホール内には海物語シリーズやエヴァ15、北斗暴凶星、東京喰種などの人気機種もありますので、これらの機種が全てではありませんが、一定の需要が見込まれる事も事実であり、これらの機種が稼ぎ出す粗利も相当額に及びます。

そう考えると、こういった機種を一定数、確保しておく事は大事なのではないでしょうか?

 

【筆者紹介】北瀬紳一郎(きたせ・しんいちろう)

株式会社ピーナレッジマネジメント代表取締役社長。2022年に会社設立し、遊技機の稼働貢献予測や各種シミュレーションを提供する。前職のシステムメーカーでは、現場のサービスマンから営業所長、商品の開発企画などに携わり、全国平均データを使ったサービスをベースにした講演なども多数出演した。現在は余暇進の遊技機研究委員会の副委員長も務め、業務の合間に時間があればホールで遊技する生粋のパチンコファン。趣味は、遊技機の機種評価はもちろん、公営競技(中央競馬)の予想は趣味の域を超えたレベル。お酒も大好きで、ツイッターのフォロワー数は現在1万人超。集客に役立つSNSの活用も常に考えている。

 

このページの内容をコピーすることはできません