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- 日遊協「パチスロプレイヤー調査2022」参加人口は年比16万人減の692万人
日遊協は4月20日、「パチスロプレイヤー調査2022」を取りまとめ、ZOOMを併用した記者会見を開開催した。
同調査は、パチスロの遊技者動向を把握することなどが目的となっており、今年2月3日から10日にかけて18歳から79歳の男女を対象にインターネットリサーチで実施。有効回答数は、事前調査で1万サンプル、本調査で現行プレイヤー層1,560サンプル、休止者層520サンプルとなっており、現行プレーヤー層・休止者層の性年代構成にあわせてウェイトバック集計を実施した。
当日は、同調査に協力した株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所(EBI)の藤田宏社長が調査結果の概要報告を行った。
調査結果によると、2022年のパチスロ参加人口は約692万人で昨年比約16万人の減少となった。頻度別では「週一回以上」が約54万人減少となる一方で、「月1回〜3回」が約23万人増加しており、高頻度層の人口に減少が見られた。年代別では、「30代」が約168万人となり、 2019年の約213万人から減少傾向が続いている。
こうした傾向について藤田社長は、「今回の調査では新型コロナ感染に対する不安は低下しているが、コロナ禍による行動習慣の変化に加えて現行の遊技機に魅力がないことも参加人口の回復には至っていない要因の一つになっている」と指摘。以前よりも遊技頻度が減った理由については、「勝ちにくい」が4割以上で最も高く、「おもしろい機種がない」「遊ぶのに時間がかかる」の順で高くなっており、「使えるお金が減った」「使える時間が減った」と回答した人は前年より5ポイント以上上昇していることから、使えるお金に関しては近年の物価高の影響もあると考えられると分析した。
総括では、今後の対策として「パチスロ参加人口の減少はコロナ禍の影響もあるが、現行スペックが旧規則機を上回っていないと遊技者に感じさせていることも、パチスロ参加人口が回復していない要因の一つであると推測される。2022年に導入されたスマスロは遊技性能に高い評価があり、メダルを使用しない遊技環境も 支持された結果となっているが、パチスロ参加人口の回復には至っていない。今後は性能面に加えて新たなゲーム性の仕組みやコンテンツを活かした遊技機の開発、および需要に即した環境の提供が望まれる」としている。
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