8月のホール企業採用熱、前月からは微増もほぼ横ばい

パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2020年8月の採用ニーズは前月から微増するもほぼ横ばいの結果ということがわかった。同社の滝沢統括マネージャーは「夏採用は7月をピークに8月はトーンダウンしていくのが例年の傾向だが、今年は新型コロナの影響により停止状態から活動再開した企業が多く、継続するケースが目立った。しかし全体感としてはまだ様子見のスタンスが強い印象だ」とし「9月も横ばい、10月以降より基準値1.0に近づくと予想している」と述べている。

「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。

市場では、新型コロナウイルスの再拡大を受けてホールスタッフの感染確認が相次いだが、大手を中心に独自のマニュアルや行動規範を策定するなど適切な対応が取られたことで、来店客への二次感染やホールにおけるクラスターの発生は抑制されている。スタッフの感染が明らかになった店舗では、その後の集客や稼動に大きな影響は出ていないとの声が多く聞かれたが、これらは迅速な情報公開や消毒作業の徹底などの取組みが周知されたことでユーザーの不安感を最小限に留めることができた結果と言えるだろう。新型コロナ禍については一部でピークは過ぎたとの見方もあるが、今後は季節性インフルエンザとの同時流行が懸念されているだけに、ホールはもとより事務所やバックヤードにおける感染防止策についても継続的に推進していく必要がある。

転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「買い手市場ではあるものの、判断が慎重になっているためか、対応遅れで欲しい人材を逃すというケースが散見される」とし「売手市場のとき同様、スピード感を持った対応の重要性は変わらない」と改めて語った。

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