11月のホール企業採用熱、平均値に近い数値まで回復

パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2020年11月の採用ニーズは前月を約0.1ポイント上回り、平均値1.0ポイントに近い数値だったことがわかった。同社の滝沢統括マネージャーは「活発的に採用活動する企業と静観する企業の二極化が進んでいるが地域によって温度差はあるものの動きが出始めた」とする一方、「11月に関しては増員を目的とする採用案件より欠員を埋める採用案件が増えるなど人材が流動的になっているようにも見受けられる」と述べている。

「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。
市場では、保通協の型式試験でパチンコの適合率が今年最高水準を記録した。令和2年11月の型式試験状況では、パチンコの適合率は前の月と比べて約14.5ポイント上昇し、今年最高水準となる50%に達するなど大幅な改善が見られた。一方のパチスロは、前月比約4.6ポイント増の約24.6%と依然として低い水準となっている。遊タイムを始めとした新しい機能の搭載が可能になったパチンコに比べて、6号機パチスロは依然として厳しい状況が続いている。来年11月末を期限とした延長措置があるとはいえ、旧基準機の段階的な撤去は今後も続くことから、営業の主軸を担っていた機種の穴を埋めることができるパチスロ機の登場に期待したい。

転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「失業者数および有効求職者数は増加傾向にあり買手市場で企業優位、という流れが続くように見えるが潮目が変わりつつある」と述べる。「当社調べになるが大手求人・転職媒体5社において求人掲載数が前年同月比で増加したものの応募は期待するほど増えていない」とし「リモートワークや非接触の業種・職種の人気が高まる中、対面接触がメインとなるパチンコはこれまで以上に創意工夫が必要となる」と見解を語った。

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