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全国各都府県遊協の青年部会が集まる「全国遊技業青年部交流会」が2月21日、鹿児島市内のホテルレクストン鹿児島で開催され、19都府県の青年部会から104名が出席した。
今回で10回目となる全国交流会は2部構成のパネルディスカッションが行われ、1部では遊技機動向をテーマにした討論、2部ではオフレコの討論会を実施。いずれもパネラーとして日工組技術担当理事の渡辺圭市氏、業界コラムニストのPOKKA吉田氏、九遊連青年部会長の新冨雅哉氏が登壇し、司会進行は東京都遊協事務局次長の鈴木洋一氏が務めた。
パチンコ新規則機の動向については、まず渡辺氏が現在の厳しい適合率や管理遊技機が可能になったことなど現状を紹介した上で、試験結果の開示といった適合率の改善に向けた要望を行っていることなどを説明。現在はハイミドルタイプの6段階設定が通りづらい状況にあるが、徐々に通過機種が出てくる可能性についても語った。
管理遊技機の見通しについては、渡辺氏が「年内には保通協試験に持ち込みたいと思っている。リリースはメダルレスの回胴式とのバランスを考えてやっていきたい」と述べ、新冨氏はホール側の懸念材料となる管理遊技機にかかるコストについて指摘。それに対して渡辺氏は「10〜11万円ぐらいになるように共通枠を作りたい。盤のゲーム性にかかる値段までは分からないが、管理遊技機は玉が磁石に付かないことを考えると、2種や3種などコストがあまりかからないものを出していかなければと思っている」と応じ、管理遊技機の普及につなげるためのゲーム性の幅についても解釈基準に関する要望などで対応していると語った。また、ユニットのコストについては「おそらく15万円ぐらいになると思うが、明確には分からない。最も高いものでパチンコとパチスロが共通のユニットになると思う。ただしメーカー独自で機能によって安いものが出てくるという感じになるのではと思っている」と説明した。
さらに、現状のホールの主力になっているパチスロ旧規則機の認定切れ後の対応に関するテーマでは、POKKA吉田氏が「その代替機として選ばれるような機種開発をいまメーカー各社が取り組んでいる状況にあるとみている。パチスロの適合率が圧倒的に低い状況だが、旧規則機の認定切れに間に合う可能性はそれほど低くはないと思う」と述べるなどした。
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