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日遊協は4月、2019年度のパチンコ・パチスロファンアンケート調査(ホール来店客調査)の調査結果の概要を発表した。調査は昨年11月上旬から12月にかけて全国の日遊協加盟企業のホールの来店客などを対象に行い、30社162店で2,811人の回収サンプルを得た。
それによると、1日あたりの利用金額は全体の約40%が「1万円から3万円」でもっとも多く、ついで「5,000円から1万円未満」が20%、「3万円から5万円」が17%だった。もっとも低い「3,000円未満」では約半数の47%が60代以上で、「3,000円から5,000円」でも60代が56%がを占める一方、「5万円以上」では40代が28%でもっとも多かった。
また、前年調査に引き続き、全体の約3割の人が1年以上のパチンコ・パチスロの中断経験があることが示され、中断理由、再開理由ともに、自由になる時間やお金など、自分自身を取り巻く環境の変化がもっとも多く挙げられた。中断理由について、男性30代は「出玉の波の荒い機種がなくなったから」が他の層よりも高く、再開理由では男女ともに20代以下は「他の人に誘われたから」が高かった。
さらに今回の調査では、将来的にパチンコ店にあったら便利だと思う施設・サービスや、遊技中の禁煙と依存問題に関する告知状況についての質問も設けた。便利だと思うサービスでは、全体に「キャッシュレスで遊技できるシステム」が25%でもっとも高く、一方で、女性の30代と40代では「インターネットショップを利用できる景品交換システム」の値が高かった。
2020年4月からの改正健康増進法の施行に伴う遊技中の禁煙の認知度では、これを「知っている」と回答したのは全体の53%で、喫煙者でも56%に留まった。この環境の変化に伴うパチンコ・パチスロの頻度、滞在時間、遊技するホールについては、現状と変わらない考えが半数以上を占めた。喫煙者に限定するとこれらの値は下がるものの、いずれも現状維持派が40%台を占めている。
また、依存問題に対する告知に関する認知状況では、リカバリーサポート・ネットワークの相談窓口ポスターで56%、18禁ステッカーで53%、のめり込み防止標語で40%、安心パチンコ・パチスロアドバイザーで35%、自己申告・家族申告プログラムで30%だった。男女とも30代以下では、いずれの広告も認知率が高かった。
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