日遊協が次世代遊技機テーマに「明日の遊技機フォーラム」

日遊協の遊技機委員会は12月10日、都内中央区のTKP東京駅前会議室で第1回目の「明日の遊技機フォーラム」を開催した。
 
フォーラムの冒頭、挨拶した同委員会担当の大久保正博副会長は、「この業の過去と未来を描く講演とディスカッションとなるかと思う。管理遊技機、メダルレス遊技機という新たな遊技機が出てくる前にまず歴史を紐解いてみようということ。活発な討議をお願いしたい」と述べ、内容の充実を促した。

フォーラムでは、遊技機委員会の内藤裕人委員長が「ぱちんこ業界の歴史」をテーマに、昭和27年頃の黎明期から今日に至るまでの産業規模、参加人口推移、売上粗利動向、さらには遊技機に対する規制の流れなどを説明。産業の盛衰がなぜ起こったのか、遊技機に対する度重なる規制強化がなぜ必要だったのかなどについて、時代背景を踏まえながら解説した。

講演終了後には、参加者がグループに分かれ「20年後のぱちんこ業界を存続させるには」をテーマにディスカッションを行った。参加者からは「参加人口減少の進行が一番の問題。業界の課題を解決し、将来社会から必要とされる業界でありたい」「業界が一つにまとまって進むよう自主規制を行い、それを守っていく必要があるのではないかと感じた」などの意見が挙がった。

その後、管理遊技機及びメダルレス遊技機をテーマに、日工組の渡辺圭市技術担当理事と高津巨樹管理遊技機部会部会長、日電協の岩堀和男副理事長と高橋純一技術ワーキング長の4名によるパネルディスカッションを行った。内藤委員長が進行役を務め、新型遊技機開発の進捗度合い、販売価格見通し、枠や発射装置を含めた構造、収集されるデータの取り扱い、依存問題対策へのアプローチ、遊技フロー、ゴト対策機能、メンテナンス方法など多岐にわたって具体的な情報が開示された。席上、市場投入時期については、「各メーカーの状況次第となるが2020年11月にリリースできるようにと考えている」(日工組)、「初号機については、遅くとも2021年2月のリリースを目標としている」(日電協)との見通しが示された。
 
パネルディスカッション終了後は再びグループディスカッションを開催。議論の総括では、共通枠の採用や認定検定期間の延長、部品の長期安定的な供給の方策など数多くの意見が挙がった。また、新型遊技機のネーミング変更や、稼動中のデータ収集を担保にした新たな射幸性の適正管理構築の必要性に言及する声もあった。
 
発表を受け日電協の岩堀氏は、「いろいろな意見を聞いて、考えなくてはならないことがたくさんあった。ゲーム性をどこまで魅力的にできるかという点はもとより、長期的に考えていかなければならない課題も多いと感じた」などと答えた。一方、日工組の渡辺氏は、「共通枠や部品の問題など難しい課題も残っている。また、管理遊技機という名称についても公募による見直しを含めて検討したい」などとした。

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