2021.7.26

回胴遊商の九州・沖縄支部がサンゴの保全活動

回胴遊商の九州・沖縄支部は7月7日、沖縄県名護市のブセナ海中公園の海域内で、NPO法人コーラル沖縄の協力のもとサンゴ礁の保全活動を行なった。この活動は絶滅の危機にある沖縄のサンゴ礁を救う手助けをすることを目的として、平成20年度から実施されている。
 
昨年は宜野湾マリン支援センターの海水取水装置等が台風で故障し、復旧工事が大幅に遅れたことから、サンゴ植付け用の苗を購入し、海水取水装置等の復旧工事完了後に実施した。今回、植え付けたサンゴはブセナ海中公園の海域に最適と考えられる「エダコモンサンゴ(20群体)」と他のサンゴの誘引効果が期待できる「シコロサンゴ(30群体)」の2種類。いずれも沖縄県本島西海岸のDNAを有するもので、成長速度が遅いことに加えて、非常にデリケートなため、水槽内である程度の大きさまで成長するのに多くの時間が必要とされていた。
 
度重なるアクシデントに見舞われながらも、無事に保全活動を終えた同支部では「植付けたサンゴが順調に成長し、この海域がサンゴの森となるよう、これからも支援していきたい」としている。

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