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新潟県遊協は新潟共同募金会を通じて、県内2カ所の障がい者施設にリフト付き移送用福祉車両の購入費として400万円を寄付した。11月2日、市内の新潟ユニゾンプラザで新潟共同募金会主催による車両助成交付式が行われ、それぞれの施設代表者へ目録が贈られた。
交付式に来賓として出席した新潟県遊協の佐藤孔一理事長は、「障がい者支援施設を対象にした助成交付は今回で10回目だが、皆さんの喜ぶ顔や時々街中で福祉車両を見かけると嬉しく思う。交付金は組合収益の一部ではありますが、皆さんのお役に立てれば幸いだ。どうか末長く使用して欲しい。昨今は新型コロナの影響もあって健全な余暇を提供している私たちも厳しい営業を強いられているが、これからも地域貢献活動には力を入れていきたいと思っている」と挨拶。今後も地域貢献活動を推進していく考えを述べた。
また、交付式を主催した新潟共同募金会の小田敏三会長は「福祉車両は高額だが、障がい者支援施設にとってなくてはならないもの。毎年県遊協さんから支援を受け大変感謝している。受領者の皆さんにおかれましては是非有効かつ大切に使っていただきたい」と県遊協へお礼の言葉を述べるとともに、受領施設へ車両の有効活用を呼び掛けた。今回、車両購入費を受領したのは、県下の社会福祉法人新潟市中央福祉会「ワークセンターひがし」と、社会福祉法人ひめさゆり福祉会「らいふ・すていしょん」の2施設。各代表者は主催者である新潟共同募金会の小田会長から目録を、佐藤理事長からレプリカのゴールデンキーをそれぞれ受け取った。
新潟県遊協では社会貢献活動の一環として昭和53年に福祉施設への寄贈・寄付事業をスタートさせ、平成14年から共同募金会を通じて車両購入補助金として寄付活動を実施。さらに平成24年からは、より財政基盤が脆弱な障がい者支援施設を対象に高額車両の助成交付を続けている。その累計額は今回の分を含め約1億7,400万円に上っている。
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