全日遊連は12月17日、各都府県方面遊協に対し、全日遊連が10月18日付けでメーカー団体に提出した遊技機の音量上限の引き下げに関する要望書への回答が送付されてきたことを連絡した。
要望書で全日遊連は、現行遊技機には音量調整機能が搭載されているものの、その調整方法や調整範囲についてはメーカーごとに差がある状況を指摘。一方で現在、厚生労働省において職業性難聴防止のためのガイドラインの見直し作業が進められていることから、従業員や遊技客が健康被害に遭わないよう、遊技機の音量上限についてメーカーで統一し、音量調整についてはそれ以下の範囲で行うなどのルールを早急に策定するよう求めていた。
これを受け日工組と日電協は、12月13日付けで全日遊連に対して連名による回答書を送付。今後はホールで設定できる各段階の音量の目安についてマニュアル等に記載することに加え、85dB未満の音量が設定できていない遊技機については速やかにその機能を搭載していく旨を示した。
全日遊連では、詳細については来年1月の全国理事会であらためて説明するとした上で、ホール従業員や来店客が騒音による健康被害に遭わないよう、現在、遊技機に搭載されている音量設定機能等を適切に運用し、店内の騒音レベルの低減に努めるよう、組合員ホールに指導するよう各都府県方面遊協に求めている。