猛暑のなかボランティア活動に従事したマルハン北日本カンパニーの中込友希さん（中央）

一般社団法人MIRAIぱちんこ産業連盟（金光淳用代表理事）は8月8日から10日までの3日間、令和5年7月豪雨で河川の氾濫や大雨により400棟以上が浸水した秋田県南秋田郡五城目町で災害復興支援ボランティア活動を実施した。

ボランティア隊の一行は、前日の7日に秋田入りして活動拠点となった秋田温泉プラザで決起懇親会を行い、同会には金光代表理事も急遽現地入りして熱い激励を行った。

ボランティア活動には、MIRAI会員企業の社員10社24名（事務局員1名含む）が参加。連日36℃を越える猛暑のなか、被災家屋の清掃や家具の運搬、床下の泥出しや瓦礫の処理に奮闘した。今回のボランティア活動に片道10時間掛けて参加したマルハン北日本カンパニーの中込友希さん（マルハン琴似店勤務）は、平成30年9月の北海道胆振東部地震で被災した際、ボランティアの人たちに勇気付けられた経験から今回はその「恩返し」がしたいと社内でボランティア活動への参加を直訴した。

中込さんは「初めてのボランティア活動でした。少しでも多くの方の役に立ちたいと思い参加しましたが、逆に多くの学びと経験を頂く期間になりました。現場に入ってメディアからは知ることが出来ない事の多さに驚きもしました。私は胆振東部地震でボランティアの方々から沢山助けられましたが、困った時はお互い様なので、今後もこのような活動に積極的に参加していきたいと思います」と語った。

今回の被災地復興支援ボランティア活動を企画した事業委員会の今井有二委員長は「秋田県五城目町には会員企業ホールもあり、災害の初期段階から情報収集や活動拠点の確保等、積極的に動きました。被災地復興支援は、我々が直接汗をかける社会貢献活動であり、また参加した社員、ひいてはその所属企業の防災意識の向上にも繋がる事業だと考えています。社員を送り出してくれた会員企業、活動協力金（※本活動に関わる費用はMIRAI会員企業から拠出された協力金でまかなった）を拠出してくれた会員企業の皆さんに心から感謝しています」と述べた。