- Home
- 遊技産業未来研究所が今後の営業戦略を解説
遊技産業未来研究所のセミナーが12月25日、都内墨田区の東京スカイツリーイーストタワーで行われ、PRC社長の中田藤生氏、ユニークワークスの上田健介氏らが講演した。
中田氏は「新基準機は、市場導入から時間が経過したことでホールもその性能を概ね把握できるようになっている。余計な機械は買わずに2021年2月までに規則正しく入替を実施してほしい」とした一方、「弱小店はみなし機の代替機予算もなく厳しい状況。また、ミドルより甘デジもしくはみなし機中心の営業で新台入替をしていない店舗は、打ち手がほぼいない状態になっている」として、戦略の見直しが急務と警鐘を鳴らした。また、今後の戦略立案のポイントとして地域における事業性の評価や店舗コンセプトの修正などを挙げた。
一方で上田氏は、人気の高かったパチスロ高射幸性機が撤去された後のユーザー動向について、「代替機としては設置期限が残っている旧基準機に流れているが、目当ての機種がなくなったことで来店頻度が減っている様子も見受けられる」とし、「勝ちにこだわるユーザーの一部はノーマルタイプを遊技している例もある」と指摘。既存のユーザや常連層にも配慮した設定運用や機種ラインナップの拡充も重要になってくると述べた。また、6号機については「徐々に認知されつつあるが、依然として厳しい状況。リゼロや北斗の結果を見ても分かる通り導入台数が適正でないとユーザーが育たない」として多機種、少台数を基本に自店の適正台数を見極めて欲しいと語った。さらに、新台選びの際には公表されているスペックを正しく読み解くことや「機械評価よりも自店の客層やユーザーの嗜好を考慮した機械需要を重視する必要がある」と述べた。
当日は、ジーティネットの吉田直也氏、遊技産業未来研究所の中野忠文氏による講演も行われた。
RELATED ARTICLE 関連記事
- Home
- 遊技産業未来研究所が今後の営業戦略を解説