アミュゼクスアライアンスの月例セミナーが7月14日、都内港区のNNスペースで開催され、同アライアンスの田守順代表、矢野経済研究所の高橋羊上級研究員が講演した。
 
第一部で講演した田守氏は、コロナ禍における都内繁華街の現在の稼動状況を報告。「渋谷、池袋など都内繁華街の稼動を定期的に視察しているが、コロナ前と比べて客数はまだ5割程度といったところで、大手ホールが集中している繁華街でも集客には苦戦している状況だ。一方で地方ではすでに7〜8割ほどの稼動を取り戻せているところが多いようだが、そこで高止まりしている状態が続いている」と説明した。コロナ前に比べて集客力が落ちている点については、「コロナ騒動の真っ直中にあった4月施行の改正健康増進法の影響が営業再開後に顕著に出始めている」と、全面禁煙化の影響が大きいと指摘した。今回の改正健康増進法では、フロアや壁などの仕切りで完全に分煙対応していれば、経過措置として遊技中の喫煙が一部で可能になっており、最近は多層階で大規模に加熱式たばこ専用コーナーを設けるホールも増えている。田守氏は「各種アンケート調査等を見ても、喫煙客の足が遠のいている印象だ。ここへきて都内のホールで加熱式たばこ専用コーナーを拡大する動きが目立っているのは、加熱式専用スペースの充実度が、今後の差別化戦略の一つになると思っているからではないか」としながら、喫煙客に配慮した店内環境の必要性を述べた。田守氏は第三部でも遊技機関連のテーマで講演。8月以降に販売される新機種情報と、現状の稼動低迷を踏まえながら、「今後は注目機種や話題機種が次々と市場投入される予定にあるが、現状は既存客への還元を重視した営業に徹するべき。例えば主力機の玉利を甘く使うなどメリハリを付けながら、客帯率とリピート客を上げる営業戦略に注力すべき」と述べるなどした。
 
第二部では高橋氏が6月の新店情報として、期間中の新規出店数を6店舗だったと報告した。前年同期で3店舗増えているが、高橋氏は今年1月〜3月までの期間に実施したM&Aによる出店が先送りされたケースが複数含まれている点を強調しながら「7月の連休やお盆にずれ込む案件もあり、依然、出店状況は停滞気味だ」と述べた。
 

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