2022.8.31

【INTERVIEW】ポッシブル代表 道地広一郎

絶大な効果発揮した光触媒コーティング  未だクラスターゼロのホール営業を下支え

新型コロナウイルスへの有効性が各方面の専門家から示されたことで、業界内でも急速に広まったスプレー型の光触媒コーティング。販売開始から1年半で約5万本が出荷され、全国でおよそ2000店舗のホールで光触媒が施工されている。同製品を取り扱うポッシブルの道地広一郎社長に製品化までの話を聞いた。(文中敬称略)

Q スプレー型の光触媒が販売されて約1年半経過しましたが、そもそも製品化しようと思ったきっかけは何ですか?

道地 実はコロナ禍になる10年ほど前から光触媒の効力についてはある程度勉強はしていました。ただし、それはあくまでも私個人の根拠のない仮説で新型コロナウイルスに効果があるかどうかは未知数でした。ところが、一昨年、東京工業大学や奈良県立医科大学、神奈川県立産業技術総合研究所の研究グループから光触媒による抗ウイルス効果を学問的にお示しいただき、対新型コロナウイルスへのエビデンスが示されたことがきっかけで製品化の可能性を模索し始めました。

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