神奈川県遊協は6月23日、横浜ベイホテル東急で第56回通常総会を開催した。
総会冒頭の挨拶で伊坂重憲理事長は、「娯楽の多様化が進むなかでコロナ禍に見舞われ、多くのホールが廃業に追い込まれたが、厳しい状況のなかでも依存問題への対応や旧規則機の撤去などさまざまな課題に真摯に取組んできた。感染防止対策にも万全を期した結果、一時期ホールに向けられたバッシングは影を潜め、社会の認識を改めることができた」と語った。また、組合が推進している地域の防犯運動や社会貢献活動に対する理解と協力を求めた。
来賓祝辞では、神奈川県警察本部生活安全総務課の平野洋一課長代理が挨拶し、新型コロナの影響が続く厳しい情勢のなかで、業界全体の取組みとして不正改造防止対策や射幸性を抑えた遊技機の設置などの努力が続けられていることを評価した一方で、「県内においてもくぎ曲げによる不正改造や賞品の買取事犯が発生している。射幸心をそそる広告宣伝に関する違反も散見されるので、引き続き組合全体が共通認識の元で健全化に向けた取組みを進めて欲しい」と要請した。
議案審議では上程10議案をすべて可決承認した。事業計画では、新型コロナウイルス感染症への適切な対応やパチンコ・パチスロ依存問題への対応、ホールにおけるインボイス問題への適切な対応など12項目を継続的重点推進事項に策定した。