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- 都遊協定例理事会 運送業界をとりまく2024年問題の対応状況を報告
東京都遊技業協同組合(都遊協、阿部恭久理事長)は11月22日、都内の遊技会館で11月定例理事会を開催。当日は、警視庁生活安全部保安課の森浩史風俗保安対策官と今村浩一風俗営業係長が出席した。
行政講話を行った森対策官は、射幸性の適度な抑制、賞品の適正管理、暴力団排除の3点を要請。「適度な抑制のためにはホールのみならず遊技機メーカーとの共通理解が必要不可欠となる。幅広い年齢層のお客様がポケットマネーの範囲内で手軽により安心して楽しめる遊技機の開発を顧客目線に立って、製造者側に提案していくことも大衆娯楽の原点に立ち返る重要な取組みになる」と述べた。
理事会の冒頭に挨拶した阿部理事長は、「業況の厳しさが依然続いているなかで、パチンコ業はホール数と遊技機台数が基盤となっている。その安定化を図るためには、遵法営業の中で知恵を出し合う事が求められている」と述べた。また、運送業の2024年問題についても触れ、組合の指定する運送業者が、2024年問題で会社とドライバーが共倒れすることが予想されることから、3月末までに脱退の意向を示していることが報告された。
11月15日に開催された全日遊連の理事会では、遊運協の執行部から懸念点の説明があり、物流ドライバーの高齢化と収入源などを挙げ、スムーズな納入体制への協力と引取りの事前準備、配送時間の効率化などを要請したことが報告された。
議決事項では、役員辞任に伴う後任者選挙が行われ、高輪組合の中島孝文氏、浅草組合の緑川謙氏、昭島組合の佐藤宗智氏、武蔵野組合の奈良哲哉氏の4名が選任された。
報告連絡事項では、11月初旬の日工組、日電協の連絡協議会で、高コスト体制の是正を要請。10月末現在の情報センターの運用状況は、日電協のスマスロは20万6248台で、異常値はゼロ。日工組のスマパチは5万5623台で、スマスロは8万8372台、異常値ゼロだった。ホールでの異常値は、現場対応の認知不足があったことが報告された。
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