日遊協の人材育成委員会は10月25日、都内日本橋の三洋グループビルで、「第19回人材育成フォーラム」と「令和5年度女性活躍推進フォーラム」のコラボセミナーを開催した。

当日は、株式会社アカルクの堀川歩代表取締役社長が「企業として今、知っておきたいLGBTQ+2023〜今私たち一人ひとりができること〜」をテーマに講演した。

堀川社長は、身体は女性として生まれたが、物心がついたころから心は男性と自覚していたトランスジェンダー。2018年には海外で性別適合手術を受け、戸籍上も男性に変更しており、多様な人が働きやすい職場作りの人事コンサルティングやキャリア支援、全国各地での研修や講演活動を行っている。

株式会社アカルクの堀川社長

セミナーでは、性の多様性において数が少ない人である性的マイノリティ「LGBTQ+」の基礎知識と職場環境や人事面の課題について解説。国内の法律や自治体におけるパートナーシップ制度の導入状況をはじめ、LGBT理解増進法案の施行を受けて各社で起きたトラブル事例や判決事例を交えながらLGBTQ+を取りまく環境について学んだ。

セミナー終了後には、女性フォーラム参加者と人事担当者に分かれてディスカッションを行い、それぞれのグループで出た考えや意見を全員で共有した。