4月のホール企業採用熱、前月から大幅に下落し平均値を大きく割る

パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2020年4月の採用ニーズは前月から大幅に下落し平均値を大きく割る結果となった。同社の滝沢統括マネージャーは、「新型コロナウイルス感染症に対する外出自粛要請および営業自粛要請を受け休業するなど影響は大きく、採用を停止するというケースは4月8日以降より増えた」としている。

「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。

市場では新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言で、「特定警戒都道府県」に含まれないエリアについては制限の一部が緩和され、多くの地域でホール営業が再開された。一方、休業要請が延長された地域では、自治体からの要請を無視するかたちで営業再開を強行する店舗が多く見られたことから、一般マスコミやTVのワイドショーが休業に応じなかったホールを連日大きく取り上げ、大規模なパチンコバッシングに発展するなど、かつて経験したことのない逆風にさらされた。今後は段階的に自粛が解除され、営業再開に向けた動きが活発化することになるが、新型コロナ禍によってさまざまな情報が錯綜しているだけに、こうした時期は同業だけでなく政府の発表や近隣市場、顧客の動向なども含めて情報収集の精度を高めることも重要になりそうだ。

転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「緊急事態宣言が緩和され営業再開するホール企業は多くあるが、採用活動の再開には慎重な動きを見せている」とし「既存従業員へのフォローや営業再開の各対応に注力している時期」と話す。一方で、採用市場は買い手優位に移行しつつあるとし「職を求める人材は業種問わずというケースが増加している。求める人材像を改めて明確にしておくべきでしょう」と話している。

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