北海道遊技機商業協同組合は5月21日、札幌コンベンションセンターで令和3年度通常総会を開催し、任期満了に伴う役員改選で畠山和生理事長の4期目の再任を決めた。
冒頭の挨拶で畠山理事長は「旧規則機の取扱いについては、パチンコ・パチスロ21世紀会の決議内容に基づき、本年11月30日までの完全撤去に向けて取組んできたが、コロナ禍の影響により、先日、決議内容の一部改定が行われた。それにより、課題が大きく残された現状となり、今後も大変厳しい状況が続くことが予想されるが、引き続き遊技機流通をはじめ、組合員としての適正な業務を遂行していただきたい」と語ったほか、「先行きは不透明であり、不安の残る中でさまざまな対応を求められているが、皆様と共に永年の経験と実績を活かしてこの難局を乗り越えていきたい」と述べ、組合活動に対する理解と協力を求めた。
議案審議では、4つの議案を可決承認。事業報告では、令和2年度中の中古機に関わる変更承認申請書類の交付件数が約3万件、確認証紙の発行枚数が約4万枚となり、検定切れ遊技機の認定申請は交付件数、確認証紙の発行枚数ともにゼロとなったことを報告。事業計画では、組織力の強化や共同事業の推進をはじめ、組合員が取扱う中古遊技機販売で生じる廃棄遊技機の適正処理を推進するために管理会社や運送業者との契約を継続し、不適切処理の絶減を図ることなど6項目を推進事業活動に挙げた。