業界の依存問題対策に対して第三者の視点から評価・提言を行なうことで、より実効性のある取組みを促す組織としてパチンコ・パチスロ産業21世紀会が設置した「パチンコ・パチスロ産業依存対策有識者会議」が、2020年度の遊技業界における依存問題対策についての評価をまとめ、答申を提出した。答申では、21世紀会から提出された実施状況報告書に記載された14項目に渡る取組みを一つ一つ確認しながら評価・提言を行った。
答申のまとめで有識者会議は、コロナ禍で厳しい経営環境に置かれていたにもかかわらず各種の取組みを推進した関係者の尽力を高く評価。特に、リカバリーサポート・ネットワークによって構築されたeラーニング「パチンコ・パチスロ依存問題基礎講座」や自己申告・家族申告プログラムの導入にあたってのホール向けガイドの制作などを評価する一方で、業界内外に向けた広報活動などにあまり進展が見受けられなかった事項を指摘し、引き続いての検討を求めた。
有識者会議の答申を受け21世紀会では、関係団体にこれを送付するとともに、安心娯楽宣言ホームページに全文を掲載した。