2021.12.28

日工組、大正大学学生とのプロジェクトの成果発表

パチンコフェスの収録現場を見学する学生たち

日工組が都内の大正大学表現学部・中島和哉准教授の学生と発足させていた「学生たちと業界のイメージ向上を考えるプロジェクト」の成果発表が12月10日、同大学校内で行われた。同プロジェクトはパチンコのイメージを向上させることを目的に、日工組が今年6月に同大学の学生たちと発足させていたもので、当日は半年間にわたる研究結果が学生たちから発表された。
 
成果発表会では、学生たちがA班・B班の2チームに分かれて活動成果を発表した。学生たちからは「遊び方がわからない」「初心者に対するスタッフの対応の不十分さ」「若年層の接触機会の少なさ」といった課題点が指摘されるとともに、その改善策として、街中に無料でパチンコが体験できる遊技ボックスの設置や、外国人をターゲットにしたインバウンド需要への対応、旅行会社との提携、さらにパチンコを体験できる特設会場の設置といった斬新なアイディアが提案された。
 
プロジェクトに参加していたのは広告代理店などに就職を希望する同大学の3年生7名で、ほとんどの学生がパチンコ未経験者ということもあって、活動にあたってはアンケート調査の実施や、ホールで遊技を実際に体験。また、日工組が8月にSNS等で生配信した「みんなのパチンコフェスONLINE2021」の収録現場を見学するなどして、業界の知見を深めていた。

 
学生たちから発表されたさまざまな提案について、日工組では「これらの提案を若年層が抱く業界のイメージや問題点、さらに新規ユーザー獲得のために若者に効果的な施策を具体的に知ることができた。遊技人口の減少が問題視されている遊技業界にとって、課題解決の一助となる可能性がある」とコメントしている。

このページの内容をコピーすることはできません