兵庫県は5月1日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休業要請していたパチンコ店3店舗に対し、改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく休業指示を行った。県が休業指示したのは、「フェニックス新在家」「フェニックス摩耶店」「フェニックス長田店」でいずれも神戸市内。措置法に基づく休業指示は全国初。
県は4月27日付で県内のパチンコ店6店舗に対して、特措法45条2項による施設の使用停止要請を行い、店舗名を公表。翌28日に1店舗を追加し、計7店舗に休業要請を行っていたが、5月1日時点で4店の休業を確認し、今回、営業を続ける3店に休業指示を適用した。指示は法的に従う義務が生じるが、罰則はない。井戸敏三知事は1日の午前、報道陣に対して当日も営業している店舗には指示の文書を交付する考えを示していた。
1日夕方からの記者会見で井戸知事は、「全国初といわれているが、要請に応えていただけないので法に基づいて行政処分としての指示を出した。明日以降、ぜひ協力してほしい」と述べるなどした。