遊技機版権管理など手がけるNutsが破産手続きを開始


遊技機の版権管理や契約仲介、メダルゲーム機器への転用などを手がける株式会社Nuts(東京都港区、中村健司社長)は9月16日、東京地方裁判所から破産手続き開始決定を受けたことを発表した。負債総額は約5億1,000万円。今後は、裁判所および破産管財人のもと、破産手続きが進められる。

同社は2016年3月期以降、4期連続して経常損失および当期純損失を計上するなか、2017年10月には医療関連事業への新規参入を表明、高級会員制医療施設の運営コンサルティングに注力していたが、2020年2月26日に証券取引等監視委員会が、金融商品取引法違反(偽計)の嫌疑で同社を強制調査。さらに、2020年4月3日、同社の監査人であった監査法人元和が2020年3月期の財務諸表監査をしていた過程で、同社の現金が帳簿上は80億900万円であるのに、実際には50万円しかない事実が発覚した。

同社は、2020年9月末日までに2020年3月期の有価証券報告書を提出し、その後速やかに定時株主総会を開催して再建を図る考えだったが、現預金が枯渇。新たな資金の調達を行うこともできず、一時会計監査人との監査契約において必要とされる監査報酬の一部を支払えなかったことにより、2020年9月7日、監査法人より解除通知を受け、有価証券報告書の提出期限である令和2年9月末日までに有価証券報告書を提出することができない見通しとなるとともに、上場維持および今後の事業の継続の見通しも立たない状況に至ったという。


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