2022.1.28

国内初の光触媒空間除菌ロボット、「PIA川崎ダイス」で実証実験開始

ホールのトータルサポート事業を展開するサン・ラック(東京都台東区、澤井明彦代表取締役)は1月27日、国内初の光触媒空間除菌ロボットを横浜市川崎市の「PIA川崎ダイス」(マタハリー経営)にテスト導入。ホールの空間除菌をメインに、光触媒空間除菌ロボットの利用が来店客の安心・安全かつサービス向上につながるかどうかを検証する実証実験を開始した。

この光触媒空間除菌ロボットは、室内環境除菌浄化の専門家を多数集め、室内空気除菌浄化分野で新技術の研究開発を続けるWellisair社によるソリューション。2018年に英国国防総省細菌研究院と英国のリーズ大学との共同研究成果である「酸水素ガスラジカル技術」を導入し、韓国のWELLIS Co.やスペインのCreative Technology Lab.ラボとともにWELLISAIR空気除菌浄化製品シリーズを共同開発しており、発明特許6件、実用新型特許2件、PCT国際特許2件の特許も取得している。

ウイルスの拡散は空気を媒介とするため、ロボットの排気口から出る触媒物質が光と化学反応することで空気中のウイルスのタンパク質を分解して不活性化するという仕組み。光触媒で空気中に浮遊する新型コロナウイルスの感染性を検出限界以下まで消失させるエビデンスも研究機関による発表で実証済みだ。

また、光触媒空間除菌ロボットは、各種センサーにより障害物をスマートに回避し、人流の密度が高い空間でもスムーズかつ安心・安全な運行が可能。目に見える“空間除菌”に加え、自立充電機能も搭載しているため省人化運用にも寄与する。さらに、18.5インチスクリーンを搭載し、除菌運転しながらスクリーン告知できるのも特徴となっている。

国内初導入となった「PIA川崎ダイス」では、光触媒空間除菌ロボットを場内走行させ、2月28日まで約1カ月間検証する。導入初日は再び新型コロナウイルスの感染拡大期に入った時期と重なったのもあって、来店客に対する空間除菌の新たなアピールとなったほか、営業中の場内走行もスムーズかつ安全に実現している。

実証実験後の販売については、新型コロナウイルス対応として飲食店、レジャー施設、医療機関向けにロボットによる非接触サービス化の展開を進めるSGST(東京都港区、小鹿泰光代表取締役)が国内の独占代理店となり、ホール向けの総合窓口としてはサン・ラックが展開していく。

お問い合わせ 株式会社サン・ラック 03-5816-2222

http://www.sunluck777.co.jp

光触媒空間除菌ロボットの全国発導入となった「PIA川崎ダイス」。店舗入口には案内ポスターも掲示

 

■YouTube実写動画

https://www.youtube.com/watch?v=Dt9qHkNpiaM

RELATED ARTICLE 関連記事

このページの内容をコピーすることはできません