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アミュゼクスアライアンスは8月20日、都内港区のNNスペースで月例セミナーを開催。同アライアンスの田守順代表、矢野経済研究所の高橋羊上級研究員、ピーエスプランニングの渥美公一代表が講演した。
第一部で「業界最新情報」をテーマに講演した田守氏は、「レジャー白書」(日本生産性本部)や、「DK-SIS白書」(ダイコク電機)、「特定サービス産業動態統計調査」(経済産業省)など、各所から発表されている業界関連データを解説。「総合的に判断するといずれのデータもここ数カ月で底打ち感が示された。参加人口でいえば900万人、設置台数で400万台、店舗数で7500店前後で、業界市場は今後、このあたりで安定していくのではないか」との見通しを示した。田守氏はマーケットの安定化はこれから本格的に新規則機の移行するホールにとって経営計画・戦略が立てやすくなる、とする一方で「限られた市場のなかで熾烈なシェア争いが展開されていくことにもなる」とした。また、設置台数、店舗数については、「大手企業が中心になって進めているM&Aの展開に注視すべきで、特に中小企業は寡占化の波に巻き込まれない施策も必要だ」と述べるなどした。第二部では、高橋氏が矢野経済研究所でまとめた集計をもとに7月の新店情報を報告。「7月は例年出店数が多く、過去には20店舗以上が出店した年もあったが、今年は前年の7月と比べて5店舗少ない5店舗に留まった」と説明した。このなかで大きな動きとして、アンダーツリーが今年10店舗目となる新店「グランドキコーナ堺店」、ノヴィルフロンティアの9年ぶりとなる新店「ミリオン観音寺店」の2店舗を挙げ、出店地(大阪、香川)の地域事情を交えながら今後の展開を予測した。
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