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遊技産業未来研究所の定例セミナーが2月25日、都内墨田区の東京スカイツリーイーストタワーで開催され、PRC代表の中田藤生氏、グローリーナスカの堀金泰陽氏、同研究所代表の中野忠文氏が講演した。
第一部で登壇した中田氏は、今後のホール営業を解説するなかで、一般流通業などで実践されている粗利ミックス(相乗積)の必要性を訴えた。複数商品の粗利バランスを示すこの指標は、粗利率の高い商品と低い商品を組み合わせることで店全体で利益と売上を確保する販売手法の一つで、中田氏はこれをパチンコ営業に応用することを提案。具体的な機種スペックに基づいて自身が作成した営業データを紹介しながら「ホール営業の場合、パチンコ、パチスロの2部門の相乗に陥りがちだが、ホール営業で粗利ミックスを活用する場合は4円、1円、甘デジ、バラエティ、20スロ、10スロ、5スロ、ジャグラー、6号機、旧基準機などあらゆるジャンルの相乗を整理しておく必要性がある」と説明し、「成長性のある機種や、今後増台していく機種を粗利率の面から差別化することで、今後の営業戦略を立案してほしい」と呼びかけた。
第二部では堀金氏が自社で取り扱っている顧客分析サービス「遊動分析」を活用した今後のホール営業戦略を解説した。堀金氏は台ごとの遊技人数や顧客動線、投資金額など詳細なデータに基づき、特に旧基準機撤去後の影響を説明。「6号機では高純増のAT機よりも小役活躍タイプの稼動が良く、エウレカ3、絆2はアウト、勝ち平均が高水準で推移した。また、絆とハーデス撤去後はサラリーマン番長の回転率と稼動がアップし、利益の方も一定額確保できている」と、分析結果を報告した。
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