地域型商店街の成功例として知名度がある板橋区北西部に位置する大山エリアは、東武東上線の各駅停車しか止まらない牧歌的な街でもあります。かつては地元商店街をはじめ駅周辺は賑わいを見せていましたが、高齢化も進み駅前市場が縮小傾向にあります。

パチンコ業界では関東一円で多店舗展開する「安田屋」の本拠地でもあり、最盛期であった2000年代初頭には5店舗でドミナント展開をしていましたが、競合企業の「オーシャン」、「マルハン」、「楽園」チェーンなどが進出し、現在では4社7店舗により都内でもあまり類を見ない低玉貸し市場を形成しています。

視察は集客のばらつきが予想される平日ではなく、比較的均等な集客が予想される日曜日の13時から開始。やはり休日ということもあり商店街はじめパチンコ店においても対象エリアの7店舗は概ね好調な稼動となっていました。今回はそのなかでも特徴がある4店舗をピックアップ。各ホールが「低貸しにどのような役割を持たせているか」をテーマに焦点を当ててみました。