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遊技産業未来研究所は9月21日、リモートを使った定例セミナーを開催し、秋の閑散期から年末の繁忙期に向けた遊技機を取り巻く環境の解説をした。
第1部では、PRC代表の中田藤生氏が、11月から市場投入されるスマスロ4機種と専用ユニットの供給状況を解説し、供給台数の関係で年内は未導入店舗の影響は軽微であるものの、来年度は人気遊技機の登場も期待され、スマスロ導入が不可避になる見通しを示した。
また、円安や物価高などの外部環境の悪化が懸念される状況下で、特定日のみ高い稼動を示す今のホール営業のあり方について疑問を呈し、「特日であろうとなかろうと、お店の提供価値は『お客様のため』という姿勢を伝え続けること。お客様が勝ちやすいと感じる要素での予算編成や仕掛け、さらにはその継続をしたい」と述べた。
同研究所の中野忠文代表は10月に登場するハイミドルのパチンコ機4機種のデータ解説を行った。中野氏は10月の閑散期に大型機種が集中して登場する状況を受け、厳しい時期の稼動底上げや年末年始に向けた施策展開に期待を寄せる一方で、他店舗も導入して競争が激化すること、注目機種が不振だと年末まで苦しい営業を余儀なくされることなどの不安点を語った。
その上で中野氏は、4機種のスペックの解説を行い、来店客数や一人あたりの遊技時間の改善、また4円パチンコへの誘導にこれらの新台を活用することを推奨。理想としては高粗利ではなく高稼動を目指し、結果的に利益を獲得するための環境整備を行うよう促した。
さらに当日は、ファイナンシャルアドバイザーで株式会社Dahliaの鍵井チエ代表が、自身の経験に基づく「成果があがる考え方」を講演した。
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