9月のホール企業採用熱、前月から大きく変わらず横ばい

パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2020年9月の採用ニーズは前月から大きく変わらずほぼ横ばいの結果ということがわかった。同社の滝沢統括マネージャーは「予想範囲の結果」とし「9月は1年を通してみた場合、冷え込む時期に該当するが、今年は3か月連続して同水準での推移で、よくいえば維持している」と述べる。その一方で「大手、中小を問わず、活動する企業の顔ブレにあまり変化がなく、2分化しつつある状態。動きの少ないこの市場感は新型コロナの先行きの不透明さに対する警戒感の表れだろう」としており「年末年始に向けた採用が始まる10月の動向は今後を予想していくうえでポイントになってくる」と話している。

「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。


市場では、大手ホール企業が9月下旬から10月にかけて来年入社予定の新卒学生を対象とした内定式を行っているが、今年は内定者がリモートで参加する「オンライン形式」での開催が多く見られた。新卒学生の大半は会社説明会や面接をオンラインで受けており、ある調査では内定式でオンラインを活用する企業は5割超に達しているデータもある。また、新型コロナ禍は長期化の様相を呈していることから、入社まで対面がない「フルオンライン就活」といった異例の事態も想定されているという。面接や説明会などの採用プロセスにおけるオンライン活用は、ホール企業にとっても大きな課題となっているが、優秀な人材を確保したい企業は、状況に応じて対面とオンラインを組み合わせるなど、新たな採用の形を模索する動きが一層加速することになりそうだ。

転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「業界採用ニーズは平均値1.0を下回る0.9程度を横ばいする形で停滞感は否めないものの求職者の動向としては変わらず活発的だ」とし「傾向としては、新型コロナウイルスの影響を受け、アルバイト・派遣のシフト削減もあり、若年層の業界希望者がさらに増加している」と述べる。また、「飲食業、ホテル業など他業界からのパチンコ業界希望者が増えているが、社会情勢を踏まえると、この傾向は今後しばらく続きそうだ」としている。

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