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アミュゼクスアライアンスの月例セミナーが3月17日、都内港区のNNスペースで行われ、同アライアンスの田守順代表、矢野経済研究所の高橋羊上級研究員、ピーエスプランニングの渥美公一代表が講演した。
第一部で講演した田守氏は、現在まで世界的に拡大している新型コロナウイルスの感染について言及。特にホール内でのクラスター感染の発生リスクについて、「専門家によるとパチンコ店は、その喫煙率の高さから1時間に6回から7回程、店内換気を行っている。さらに遊技客は対面での会話がほとんどなく、喫煙ボードの活用などもあって、クオリティの高い環境になっている」と、他の商業施設に比べて感染リスクが低いとの考えを示した。とはいえ、パチンコ業界に対しては社会からの誤解も多いため、各店で取り組んでいる衛生活動などを積極的にアナウンスして安心して遊べる環境であることをアピールする必要もある、と付言した。また、田守氏は前回に続いて、ホールの受動喫煙対策として遊技中に吸える「ラッキーパイポ」の活用効果を説明し、「ある調査結果によると、喫煙者の喫煙頻度はおよそ1時間に1回程度で、1回につき5分から6分、長いと10分ほどの時間を要すといわれている。当然その間の稼動と売上は止まり、ホールにとって営業上のマイナスを招いてしまう。『ラッキーパイポ』は喫煙のための離席を減らすことで極力営業上のマイナスを抑えることが見込まれる」と、喫煙による離席抑制で売上、稼動の低下、および粗利減少の改善効果を述べた。これについては、遊技客の喫煙率を50%と想定した上で喫煙による粗利損失をシミュレーションし、月間で数十万円単位の粗利改善が図られる可能性を示した。
第二部では高橋氏が2月の新店情報として新規オープンしたホール数を2店舗と報告。「前年同期より1店舗多いが、依然出店動向は停滞している状況。一方でホール企業によるM&Aは増加傾向にあり、2月、3月で数十店舗の案件がまとまるなど、新規則機への移行に向け、店舗のスクラップ&ビルドも活性化している」と最近の動向を説明した。
また、第三部では渥美氏が3月以降のメーカーの新機種販売動向を説明するとともに、新機種「SLOTバジリスク〜甲賀忍法帖〜絆2」導入後の営業実績を解説。4円パチンコが下降しているなかで、パチスロ稼動が上昇傾向になっていることを報告した。
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