2021.8.13

7月のホール企業採用熱、基準値を超えて高い状態

パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2021年7月の採用ニーズは前月から下回ったものの基準値1.0を超え、依然として高い状態が続いている。同社の滝沢統括マネージャーは「今年に入り上昇し続けてきた採用ニーズも7月に入り落ち着いたが、その一方で質を求める傾向はさらに強くなってきている」とし「コロナ禍の業況に伴う経営方針や組織の変革により採用や求める人材も短期間で様変わりしてくる」と述べている。

「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。

市場ではオリンピック期間中の入替自粛や旧規則機撤去の調整が白紙となったことを受けて稼動を落とさず維持するための施策が焦点となったが、稼動の変化や集客については店舗の規模や地域差が見られた。また、コロナ第5波の影響を懸念する声も多く聞かれたが、感染拡大が続いている状況下においては、店内の対応はもちろんバックヤードやスタッフの休憩所など、従業員向けの感染防止対策も一層強化していくことが重要になりそうだ。

転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「求職者の動向が鈍りつつあるのが市場の全体感でワクチンの接種状況が影響している可能性は否めず業界への流入という点でもネガティブに働く可能性がある」と述べたほか「気がかりなのは業界大手在籍者の転職市場への増加で、昨今では業界外流出をむしろ歓迎するという雰囲気すら感じるが、市場変化を見誤り、入出バランスが崩壊して人材不足に陥らないようくれぐれも注意いただきたい」と見解を示した。

 

 

 

 

 

 

 

 

市場ではオリンピック期間中の入替自粛や旧規則機撤去の調整が白紙となったことを受けて稼動を落とさず維持するための施策が焦点となったが、稼動の変化や集客については店舗の規模や地域差が見られた。また、コロナ第5波の影響を懸念する声も多く聞かれたが、感染拡大が続いている状況下においては、店内の対応はもちろんバックヤードやスタッフの休憩所など、従業員向けの感染防止対策も一層強化していくことが重要になりそうだ。

転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「求職者の動向が鈍りつつあるのが市場の全体感でワクチンの接種状況が影響している可能性は否めず業界への流入という点でもネガティブに働く可能性がある」と述べたほか「気がかりなのは業界大手在籍者の転職市場への増加で、昨今では業界外流出をむしろ歓迎するという雰囲気すら感じるが、市場変化を見誤り、入出バランスが崩壊して人材不足に陥らないようくれぐれも注意いただきたい」と見解を示した。

 

 

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