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- 9月のホール企業採用熱、基準値1.0以上で8月からほぼ横ばい
パチンコ業界に特化した人材採用支援を行うパック・エックスが、ホール企業の採用意欲について毎月まとめている「パチンコホール企業の転職市場状況」によると、2021年9月の採用ニーズは基準値である1.0以上で8月からほぼ横ばいの結果となった。同社の滝沢統括マネージャーは「夏採用ピークからニーズが底打ちした印象を受けている」とし「冬の営業施策や新規則機完全移行後の事業計画に備え早めに動く企業も出てきており、緊急事態宣言が解除されたこともあって採用市場は活発化していくことが予想される」と述べている。
「パチンコホール企業の転職市場状況」はパック・エックスが独自に算出している指標。数値が平均値1よりも高いとパチンコホール企業の求人が多いということになり「採用熱が高い」ことを、平均値1よりも低いと求人が少ないということになり「採用熱が低い」ことを示す。
市場ではこのほど発表された「レジャー白書2021」で、2020年のパチンコ参加人口が前の年から180万人の大幅減となる710万人だったことが明らかになった。2年連続で過去最低値を更新しており「パチンコファン3,000万人」といわれた1990年代との比較では実に4分の1のボリュームまで縮小している。長引く業況不況にあるなかで旧規則機の撤去期限も迫っていることから、市場活性化の起爆剤として、今後市場導入される予定のパチスロ6.3号機の動向にも注視していきたい。
転職市場の今後について滝沢統括マネージャーは「コロナ禍の現状では経験豊富な即戦力の厳選採用がメインとなるケースは多く、まだしばらくはこの流れが続きそうだ」とする一方「次代のパチンコ店運営に向け体制や制度を見直しながら組織活性を目的に若手層のニーズも高まりそうだが、緊急事態宣言の解除によって飲食業を筆頭に店舗型サービス業態の採用熱が一気に高まっており、売手優位に移行することも念頭に入れていたほうが良さそうだ」と業界の採用難を警戒している。
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