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- 旧規則機撤去、残り1カ月で68.3万台
1月上旬に遊技機の供給側団体が明らかにした昨年12月末日時点における新規則機の設置比率調査によると、パチンコ機は前の月から3.3ポイント増の88.1%で、一方の回胴式遊技機は7.8ポイント増の73.7%だった。合算の設置比率は5.1ポイント上昇した82.4%となったが、12月末で95.0%としていた21世紀会の目標値を依然として大きく下回る結果が示された。
パチンコ・パチスロ産業21世紀会では、昨年5月に旧規則機の取扱いに関する決議内容の一部を改定し、旧規則機の計画的かつ段階的な撤去に向けた「新目標」を制定。1月末の完全撤去に向けて残り1カ月となった今回の調査では、パチスロ新規則機の設置が大きく伸びたことから、月単位のノルマともいえる5%の新規則機の導入を初めて達成したが、それまでの低調な推移が響き、パチンコで約28.2万台、パチスロで約40.1万台、合計約68.3万台の旧規則機が市場に残されている(総設置台数はパチンコ236.6万台、パチスロ152.4万台で算出)。
この1月末に撤去期限を迎える旧規則機の残存台数が遊技機リサイクル業者の処理能力を上回る見通しにあることから、日工組は昨年12月23日、ホール関係4団体に対して、処理会社の処理状況や保管場所の問題で受け入れが出来ない場合には、撤去した旧規則機を一定の期間、ホールで保管してもらうことになるとして、円滑な適正処理に理解と協力を求める文書を送付。遊技機の供給側団体である全商協と回胴遊商は12月24日、旧規則機の撤去に伴う遊技機の入替え作業が1月中の短期間に集中することが想定されるとして、全日遊連に対してホール側の配慮を求める文書を送付している。
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