2022.1.27

異業種の取組みも参考に魅力高める 「賞品カウンター改革」を提案

パチンコ業界の調査、コンサルティング、人材育成をはじめ店舗向けセミナーを主催するエンタテインメントビジネス総合研究所は1月24日、ホールの賞品カウンターの改革を提案するセミナーをオンラインで開催した。
 
セミナーでは、ホールの賞品企画や陳列支援業務のほか、女性スタッフの指導も行っている人材コンサルタントの立川美夏子氏が講師を務めた。
 
魅力的な賞品カウンターを作るための要素として立川氏は、「品揃えが豊富」「テーマがはっきりしている」「価格がわかりやすい」「イメージが湧きやすい」という4つのポイントを挙げ、「同業者の取組みだけではなく、自分が利用しているコンビニやデパートなどの異業種からもコーナーの装飾やデザイン、レイアウトといったいろいろなアイデアを吸収することができる。新台や主力機種に合わせた関連賞品を充実させることで効果を高めることもできるが、さまざまな業種を参考にしながら人の心が動くポイントを見つけ出し、自店舗でも活用できるところを参考にしてみるのも他店との差別化に繋がる」とした。
 
また、利用者を飽きさせない施策のひとつとして、年中行事や季節のイベントを取り入れた雰囲気作りが来店客とコミュニケーションを取るきっかけになるとし、「年配層にはパチンコに行く目的として遊技以外にも入店から退店まで一連のコミュニケーションを楽しみにしている人も多い。接客対応のマンネリ化を防ぐためにもカウンターの演出やレイアウト、賞品選択といった店舗のコンセプトを明確化することも重要」と述べた。
 
さらに立川氏は、年間単位で計画を立てながら目標や予算を設定し、課題やミスを軌道修正しながら業務を継続的に改善する「PDCAサイクル」を取り入れながら、改善意識をもって取組むことを促した。

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